1999年12月24日 猪名川町東光寺の木喰仏 兵庫県・猪名川町より

“木喰(もくじき)”とは、五穀野肉を断ち、木の実や山菜を常食とする真言宗の戒律のひとつです。この修行を成し遂げた高僧を、木喰上人といいます。猪名川を訪れた木喰明満上人はすでに90歳、3か月の滞在中に33体もの素朴な仏像を彫刻して残してゆきました。この東光寺には14体が現存しています。



photo
東光寺


photo
東光寺山門

photo
現存している14体の仏像のうち、とくに境内の樫の木に刻まれた立木子安観音は珍しいものです。