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1999年10月16日 八石山の“シラネアオイ” 新潟県・小国町より
レポーターが定点観測をしている八石山(517m)には、日本固有の植物“シラネアオイ”が自生しています。かつては山が紫色に染まるほど群生していたといいますが、近年、山草ブームで乱獲され、最近はぐんと数が減ってしまいました。このような状況から、八石山の麓で生まれ育ち、現在は長岡市在住の中村さん夫婦は、この保存のためにわざわざ山地を買い、シラネアオイのサンクチュアリ造成に地道な努力を重ねてこられました。小国町は武蔵野市と姉妹都市の関係にあるので、10月16日は武蔵野市民の大勢の皆さんがシラネアオイを山に返す作業に参加してくださいました。 |
![]() シラネアオイの保存に地道な努力を重ねている中村さん夫婦。植え付け作業前に種の説明をしています。 |
![]() 折からの冬型の気圧配置で、いまにも降り出しそうな空模様のなか、植え付けをする武蔵野市のみなさん。 |
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![]() シラネアオイは、日本でも雪深い地方にのみ分布。淡い紫色の花を咲かせてくれるころを夢見ながら、作業は順調に進みます。 |
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