1999年1月14日〜15日 塞の神・開催 新潟県小国町より

当町には33の集落があります。小千谷市と境界を接する法末(ほっせ)集落は、およそ70世帯の小さな集落。
ここで行われる小正月の行事“塞の神(さいのかみ)”は異色のもので、わらを人形型に積み上げ、立派な男根をつけます。そしてまわりには書き初めや、正月の飾りを縛り付けられ、点火されます。やがて火勢が静かになりますと、するめや餅を焼き、その年の無病息災を祈ります。



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籠もり穴(かまくらの方言)に使ったわらを積み上げるのが習わしですが、最近は農家がこのために用意しておいたわらを積み上げます。

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できあがった塞の神。見事な男根の下には、2個のダルマがぶら下げられ、杉の葉でリアルに仕上げます。そしてまわりには書き初めや正月飾りがつけられます。

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点火された塞の神。