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[乗りもののコラム]
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VDFをはじめ、さまざまな燃料が研究・開発されている乗りものですが、通勤の足となる電車にもリサイクルのくふうがあります。電車といえば切符や定期券が必要ですが、ふつうは使い捨て。そんな切符や定期券がリサイクルされているのです。


[京王電鉄]の定期券リサイクル

2000年1月、京王電鉄が日本で初めて、使用済み定期券を駅のベンチにつくりかえました。この“エコベンチ”は、芯材部分の一部に京王線や井の頭腺で使用済みとなった定期券を使っています。ベンチ1脚あたり約1000枚の定期券がリサイクルされていて、ほかにも使用済みの食品トレーなどが使われているそうです。 photo
新宿駅などに置かれている“エコベンチ”

ptoto また、この定期券のリサイクルに先駆けて、1999年の3月から使用済みの切符を駅のトイレットペーパーとして再利用。トイレットペーパー1個あたり約60枚の切符が使われるそうです。京王電鉄では年間106トンの使用済み切符が回収されるとか。いままで焼却処分されていた切符がリサイクルされるようになって、使われているというのはうれしいニュースです。
定期券の表面塗料や磁気膜を落とし、粒状に加工して使用します


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