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[コンサートホールのコラム]
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コンサートホールは、美しい音楽で人のこころに恵みを与えてくれます。それだけでも十分オアシスなのですが、緑や色とりどりの草花が添えられれば、視覚のオアシスにもなります。さらに、そんな緑たちが地球にやさしい環境を整えるとなれば、とっても素敵なことではないでしょうか。


[福岡シンフォニーホール]の花鳥風月

5年前にオープンした、[福岡シンフォニーホール]のある[アクロス福岡]は、建物をひとつの山に見立てて、四季折々の変化を演出する空間構成と植栽構成をしています。

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前に広がる天神中央公園の緑が、そのまま[アクロス福岡]の最上階まで連なって見えるように、階段状の[ステップガーデン]を配置。各階には、広く採られたルーフの植えこみと、一段低い位置に張り出したミニプランターの草花が飾られています。

春には紅梅白梅がいっせいに咲き、夏は深い緑が木陰を提供してくれます。秋はカエデ、ハゼノキ、イチョウなどの紅葉。冬には常緑樹の森が現れます。[ステップガーデン]の植栽樹木は76種類。多くの野鳥も訪れるとか。

[アクロス福岡]にはこのほか、滝や池などもあって、建物全体が公園のよう。都会のなかに、山をつくったような印象です。ビルとしての機能だけを優先させるのではなく、自然景観を考えた試みは、これからもっともっと、いろいろな場所で行われるといいなと思います。


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