Following the Pass of Polar Bears.


オーロラを見たければ?  オーロラは、年中見られる。

オーロラ(北極光、南極光)は、地球の両極(北極と南極)に多く見られる神秘的な光である。太陽から飛んでくる粒子(電子や陽子)と、地球上空に存在する電気を帯びた空地の粒がぶつかることにより、白、赤、緑に発光する。したがって、オーロラはいつでも発生しているわけだが、昼間や、曇っているときに地上から見ることはできない。
南北両極を例外として、地球は厚いバリアー(磁場ともいう。地球からの磁力によってなる壁)で保護されており、このバリアーが、太陽から飛んでくる粒子が地球に到達することを妨げている。このため、南北両極地方以外の、日本を含む多くの場所では、オーロラを見ることはむずかしい。逆に、北極点や南極点でオーロラがよく見えるというわけではなく、極点をとりまく一定の“輪”の下でよく見られる。
この“輪”を、オーロラゾーンという。アラスカのバローやカナダのイエローナイフと同じように、チャチルも、このオーロラゾーンの下に位置している。このため、チャチルは世界で最もオーロラがよく見える場所という人もおり、オーロラでも有名なのである。実際、4月(99年)に滞在していたときには、町のま上のオーロラを、毎夜ひんぱんに見ることができた。


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 参考資料:『神秘のオーロラ〜美と謎を追って』
 キャンディス・サヴィッジ著 小島 和子訳 地人書館1998年刊
 Page17・図版